simple / easy の違い|英語の「簡単」は何が違うのか

simpleeasy は、どちらも日本語では

「簡単な」

と訳されるため、英語学習者が非常に混同しやすい形容詞です。

日本語では、

この問題は簡単だ
この説明は簡単だ

のように、同じ「簡単」で済ませてしまいますが、英語ではそうはいきません。

英語では、

「何が簡単なのか」

を必ず切り分けて考えます。

この記事では、

  • simple と easy の根本的な違い
  • 構造が単純なのか、負担が小さいのか
  • なぜ simple problem はあっても simple person は危険なのか
  • 日本語の「簡単」が英語でズレる理由

を軸に、感覚レベルで整理していきます。


結論:simple は「構造が単純」、easy は「負担が小さい」

まず結論です。

  • simple:構造・要素・仕組みが少なく単純
  • easy:やる側にとって負担が少なく楽

英語では、

物の性質(simple)
人の感じ方(easy)

をはっきり分けます。


1. simple の核イメージ|構造が単純

simple の中心にあるのは、

要素が少なく、仕組みが分かりやすい

という考え方です。

This is a simple design.
これはシンプルなデザインです。

ここでは、

理解する人の能力ではなく、

デザインそのものの構造

が評価されています。


2. simple が使われる典型的な対象

  • 説明・ルール・仕組み
  • デザイン・形・構造
  • 考え方・方法
The instructions are simple.
説明はシンプルだ。

この文は、

説明の内容が

整理されていて複雑でない

ことを表しています。


3. simple = easy ではない理由

ここが重要なポイントです。

構造が単純でも、

実行するのが簡単とは限りません。

The idea is simple, but it’s not easy to do.
考え方はシンプルだが、実行するのは簡単ではない。

この文は、

simple と easy の違いを

最も端的に示しています。


4. easy の核イメージ|やる側の負担が小さい

easy の中心にあるのは、

努力・ストレス・難易度が低い

という感覚です。

This test is easy.
このテストは簡単だ。

ここでは、

問題の構造よりも、

解く人にとって楽かどうか

が重要です。


5. easy が使われる典型的な対象

  • テスト・課題
  • 作業・仕事
  • 学習内容
English is easy for her.
彼女にとって英語は簡単だ。

この文では、

英語そのものの構造ではなく、

彼女の能力・相性

が基準になっています。


6. simple person が危険な理由

simple を人に使うと、

意味が大きく変わります。

simple person は、

単純・考えが浅い

というネガティブな印象を与えることがあります。

一方、

easy person も、

軽く扱える人

という意味になるため注意が必要です。


7. ネイティブの判断基準|何を評価しているか

ネイティブは無意識に考えています。

  • 物の作り・仕組み → simple
  • 人の負担・感覚 → easy

この視点の違いが、

自然な使い分けにつながっています。


8. 日本語の「簡単」が生むズレ

日本語の「簡単」は、

構造と難易度を

一語で表します。

英語では、

どちらの話かを必ず分ける

必要があります。


9. 迷ったときの判断ポイント

次の質問をしてみてください。

「これは仕組みの話か?それとも負担の話か?」

  • 仕組み → simple
  • 負担 → easy

この判断だけで、

ほとんどのケースは解決します。


10. まとめ|simple と easy は評価軸が違う

simple と easy の違いは、

単語の問題ではありません。

英語が「何を評価する言語か」

という視点の違いです。

simple は構造を見る。

easy は人の感覚を見る。

この切り分けができるようになると、

英語の表現は一段階、精密になります。