「remember to」と「remember doing」は、どちらも remember を使った表現ですが、英語では時間軸(未来か過去か)がはっきりと分かれます。この記事では、この2つの違いを例文とともに整理します。
目次
結論
結論から言うと、
- remember to + 動詞:これからやることを「忘れずにする」
- remember doing:すでにやったことを「覚えている」
簡単に言うと、
remember to=未来、remember doing=過去 です。
1. remember to / remember doing の違い
まずは例文で時間の違いを確認しましょう。
① Please remember to lock the door.
ドアに鍵をかけるのを忘れないでください。
ドアに鍵をかけるのを忘れないでください。
② I remember locking the door.
ドアに鍵をかけたのを覚えています。
ドアに鍵をかけたのを覚えています。
①は「これからやる行動」、②は「すでに終えた行動」を指しています。
- remember to:行動の前
- remember doing:行動の後
2. remember to の意味と使い方
remember to + 動詞 は、「これからやるべきことを忘れずに実行する」という意味です。
注意喚起・リマインドで非常によく使われます。
例文:
① Remember to call your parents.
両親に電話するのを忘れないで。
両親に電話するのを忘れないで。
② She remembered to submit the report.
彼女はレポートを提出するのを忘れませんでした。
彼女はレポートを提出するのを忘れませんでした。
③ Don’t forget to remember to turn off the lights.
電気を消すのを忘れないでください。
電気を消すのを忘れないでください。
ポイント:
- 「これから行う行動」が対象
- 指示・注意・約束の文脈で多い
- 実際に行動が完了するかどうかが重要
3. remember doing の意味と使い方
remember doing は、「過去に実際に行ったことを記憶している」という意味です。
経験や記憶を振り返る場面で使われます。
例文:
① I remember meeting him before.
以前彼に会ったのを覚えています。
以前彼に会ったのを覚えています。
② She remembers living in that house as a child.
彼女は子どもの頃にその家に住んでいたことを覚えています。
彼女は子どもの頃にその家に住んでいたことを覚えています。
③ Do you remember seeing this movie?
この映画を観たことを覚えていますか?
この映画を観たことを覚えていますか?
ポイント:
- すでに完了した行動・経験
- 記憶・思い出にフォーカス
- to不定詞には置き換え不可
4. 似た英語表現
4-1. forget to / forget doing
forget も remember と同様に、to と doing で意味が変わります。
例文: I forgot to lock the door.
鍵をかけるのを忘れました。(未実行)
鍵をかけるのを忘れました。(未実行)
例文: I forgot locking the door.
鍵をかけたこと自体を忘れていました。(実行済み)
鍵をかけたこと自体を忘れていました。(実行済み)
4-2. remind A to B(AにBを思い出させる)
remind は remember to とセットで使われることが多い表現です。
例文: Please remind me to send the email.
メールを送るのを思い出させてください。
メールを送るのを思い出させてください。
4-3. recall(思い出す)
recall は remember doing に近く、ややフォーマルです。
例文: I recall seeing her at the event.
そのイベントで彼女を見たのを覚えています。
そのイベントで彼女を見たのを覚えています。
5. まとめ
| 表現 | 意味 | 時間軸 |
|---|---|---|
| remember to + 動詞 | 忘れずに実行する | 未来 |
| remember doing | やったことを覚えている | 過去 |
remember to=これから、remember doing=すでに。
この時間軸を意識すれば、誤用はほぼなくなります。