「on」「in」「at」はいずれも前置詞で、日本語ではまとめて「〜で・〜に」と訳されがちですが、英語では場所・時間をどう捉えているかによって使い分けられます。この記事では、基本イメージから具体例まで順を追って解説します。
結論
結論から言うと、
- at:点として捉える(特定の場所・時刻)
- on:線・面として捉える(日・表面)
- in:広がり・中として捉える(空間・期間)
at → on → in の順で、範囲が広くなると考えると整理しやすくなります。
1. on / in / at の基本的な違い
まずは時間の例で比べてみましょう。
① The meeting starts at 3 p.m.
会議は3時に始まります。
会議は3時に始まります。
② I’ll see you on Monday.
月曜日に会いましょう。
月曜日に会いましょう。
③ She was born in 1998.
彼女は1998年生まれです。
彼女は1998年生まれです。
- at:ピンポイントな時刻
- on:1日という区切り
- in:年という大きな期間
2. at の意味と使い方
at は「点」のイメージで、特定の一点を示します。
時間・場所のどちらにも使われます。
例文:
① I arrived at the station.
駅に到着しました。
駅に到着しました。
② Let’s meet at noon.
正午に会いましょう。
正午に会いましょう。
③ She is at work now.
彼女は今仕事中です。
彼女は今仕事中です。
ポイント:
- 時刻・瞬間
- 地図上の一点の場所
- 状態・場面(at work / at home)
3. on の意味と使い方
on は「線・面」のイメージで、接触している感覚があります。
例文:
① The book is on the table.
本は机の上にあります。
本は机の上にあります。
② We have a test on Friday.
金曜日にテストがあります。
金曜日にテストがあります。
③ She spoke on TV.
彼女はテレビに出演しました。
彼女はテレビに出演しました。
ポイント:
- 表面への接触
- 曜日・日付
- 媒体(on TV / on the phone)
4. in の意味と使い方
in は「中・空間」のイメージで、囲まれている感覚があります。
例文:
① She lives in Tokyo.
彼女は東京に住んでいます。
彼女は東京に住んでいます。
② The keys are in my bag.
鍵はバッグの中にあります。
鍵はバッグの中にあります。
③ We’ll finish it in an hour.
1時間以内に終わります。
1時間以内に終わります。
ポイント:
- 都市・国・部屋
- 中に入っている状態
- 月・年・期間
5. まとめ
| 前置詞 | イメージ | 主な使い方 |
|---|---|---|
| at | 点 | 時刻・一点の場所 |
| on | 線・面 | 曜日・表面・媒体 |
| in | 中・空間 | 都市・期間・囲まれた空間 |
at → on → in の順で範囲が広がる。
このイメージを持つだけで、使い分けは一気に楽になります。