「borrow」と「owe」はいずれも「お金や物のやり取り」に関係する動詞ですが、英語では行為と状態を明確に区別して使われます。この記事では、その違いを例文とともに整理します。
目次
結論
結論から言うと、
- borrow:お金や物を「借りる」という行為
- owe:借りた結果として「借りがある/返す義務がある」状態
簡単に言うと、borrow は「借りる動作」、owe は「借りが残っている状態」です。
1. borrow と owe の違い
まずは例文で違いを確認しましょう。
① I borrowed some money from my friend.
友達からお金を借りました。
友達からお金を借りました。
② I still owe him some money.
私はまだ彼にお金を返していません。
私はまだ彼にお金を返していません。
①は「借りた瞬間の行為」、②は「返済義務が残っている状態」を表しています。
- borrow:借りるというアクション
- owe:返す義務・未清算の状態
2. borrow の意味と使い方
borrow は「(返す前提で)借りる」という意味で、
必ず「誰から借りたか」が意識されます。
例文:
① Can I borrow your pen?
あなたのペンを借りてもいいですか?
あなたのペンを借りてもいいですか?
② She borrowed a book from the library.
彼女は図書館で本を借りました。
彼女は図書館で本を借りました。
③ He borrowed money to buy a car.
彼は車を買うためにお金を借りました。
彼は車を買うためにお金を借りました。
ポイント:
- 必ず「返す前提」
- from を使って借りた相手を示す
- 行為そのものを表す動詞
3. owe の意味と使い方
owe は「(返す義務が)ある」「借りがある」という意味で、
未清算の状態にフォーカスします。
例文:
① I owe her an apology.
私は彼女に謝るべき立場です。
私は彼女に謝るべき立場です。
② He owes the bank $5,000.
彼は銀行に5,000ドルの借りがあります。
彼は銀行に5,000ドルの借りがあります。
③ I owe you one.
借りがあるよ。(口語表現)
借りがあるよ。(口語表現)
ポイント:
- 金銭だけでなく恩義・謝罪にも使える
- 状態を表すため、進行形にはしにくい
- 口語でもフォーマルでも頻出
4. 似た英語表現
4-1. lend(貸す)
lend は borrow の反対で、「貸す」という意味です。
例文: He lent me his bike.
彼は自転車を貸してくれました。
彼は自転車を貸してくれました。
4-2. pay back(返済する)
pay back は owe の状態を解消する行為を表します。
例文: I’ll pay you back tomorrow.
明日返します。
明日返します。
4-3. be in debt(借金がある)
be in debt は owe と近く、「借金状態」を表す表現です。
例文: He is deeply in debt.
彼は多額の借金を抱えています。
彼は多額の借金を抱えています。
5. まとめ
| 表現 | 意味・ニュアンス | 視点 |
|---|---|---|
| borrow | 借りる(行為) | アクション |
| owe | 借りがある・返す義務がある | 状態 |
borrow=借りる動作、owe=返済義務の状態。
この違いを理解すれば、金銭・人間関係の表現が正確になります。