「英語が話せるようになりたい」
そう思って学習を始めたものの、

  • 最初は少し楽しかったのに、途中で伸び悩む
  • 勉強しているのに話せる実感がない
  • 周りは話せるようになっている気がするのに、自分だけ進んでいない

こうした壁にぶつかった経験はありませんか。

しかし安心してください。
英語が話せるようになった人は全員、同じような停滞を経験しています。

英語習得は一直線ではありません。
必ずいくつかの「段階」を通過します。

この記事では、英語が話せるようになった人が必ず通る
3つの段階を詳しく解説し、
今あなたがどこにいるのか、次に何をすべきかが分かるように整理します。


英語が話せるようになるまでの全体像

まず全体像を押さえておきましょう。

英語が話せるようになるプロセスは、次の3段階に分けられます。

  1. ① インプット地獄の段階
  2. ② もどかしさの段階
  3. ③ 道具化の段階

重要なのは、どの段階も「失敗」ではないということです。
むしろ、正しく進んでいる証拠でもあります。


第1段階:インプット地獄の段階

英語学習を始めた直後、多くの人が最初に通るのがこの段階です。

この時期の特徴は、

  • 単語・文法・フレーズをとにかく覚える
  • 聞いてもほとんど理解できない
  • 話そうとしても言葉が出てこない

「勉強しているのに何もできるようになっていない」
と感じやすい時期でもあります。

なぜこの段階が必要なのか

言語は、いきなり「話す」ことはできません。
まずは材料が必要です。

この段階では、脳の中で

  • 英語の音
  • 基本的な語順
  • よく使われる表現

が、まだバラバラに蓄積されています。

例(頭の中の状態):
apple / go / yesterday / restaurant
→ まだ文としてつながらない

この段階で多くの人が
「自分は英語に向いていないのでは」と誤解しますが、
実際は全員が必ず通る準備期間です。


第2段階:もどかしさの段階

しばらく学習を続けると、次の段階に入ります。

この時期の特徴は、非常にストレスが大きい点です。

  • 言っていることは少し分かる
  • 言いたいことは頭にある
  • でも、英語にできない

「分かるのに話せない」
この感覚こそが、第2段階の正体です。

頭の中で起きていること

この段階では、脳内で次のような処理が行われています。

例:
(日本語)昨日そのレストランに行った
→(翻訳)yesterday / go / restaurant / past…?
→(停止)言えない

材料は揃ってきているものの、
自動化がまだ起きていない状態です。

この段階が最もつらく、
挫折者が一番多い時期でもあります。

実は「最も成長している時期」

皮肉なことに、このもどかしい段階こそ、
最も脳が成長している時期です。

理解できる量が増えたからこそ、
「できない部分」がはっきり見えるようになったのです。

ここでやるべきことは、

  • 難しい表現を増やさない
  • 簡単な英語で言い切る練習をする
  • スピードより量を重視する

です。


第3段階:英語が「道具」になる段階

第2段階を抜けると、英語は徐々に姿を変え始めます。

この段階の最大の特徴は、
考えなくても口が動く感覚です。

  • 簡単な会話が自然に続く
  • 言い換えができる
  • 間違えても修正できる

英語が「勉強対象」ではなく、
意思疎通の道具になります。

例:
I went there yesterday.
It was good.
The food was nice, and the place was comfortable.

文はシンプルでも、会話として成立しています。

ネイティブのようでなくていい

この段階に来ると、多くの人が気づきます。

ネイティブのように話す必要はないということに。

重要なのは、

  • 言いたいことを
  • 適切なタイミングで
  • 伝えられること

英語が話せる人の正体は、
「完璧な英語を話す人」ではなく、
不完全な英語を使いこなせる人です。


自分が今どの段階にいるか見極める

今のあなたは、どの段階でしょうか。

  • 何も言えず焦っている → 第1段階
  • 分かるのに話せない → 第2段階
  • 言い換えながら話せる → 第3段階

どの段階にいても、
間違っていません

必要なのは、今の段階に合った学び方をすることです。


まとめ

英語が話せる人は、例外なく

  1. インプット地獄
  2. もどかしさ
  3. 道具化

という3つの段階を通過しています。

伸び悩んでいると感じたら、
それは失敗ではなく、
次の段階に進む直前のサインかもしれません。

英語は、ある日突然話せるようになるものではありません。
気づいたときに、「あ、前より話せている」と思える言語です。

焦らず、今の段階を正しく理解すること。
それが、英語を話せるようになる最短ルートです。