1. はじめに

英語での会話では、相手が落ち込んでいるとき、挑戦しているとき、緊張しているときなど、
「励ましの一言」を自然に伝える場面が多くあります。

ところが、学習者は Good luckDon’t worry だけに頼りがちで、
状況に合わない、やや軽すぎる印象になってしまうことがあります。

ネイティブは、相手の状態・距離感・目的に応じて励まし方を細かく使い分けます。
共感するのか、背中を押すのか、安心させるのかで、選ぶ表現は変わります。

この記事では、ネイティブがよく使う「励ますときの英語フレーズ」を、
挑戦を応援する/不安を和らげる/落ち込みに寄り添う/努力を認める/前向きに背中を押す
という切り口で整理して解説します。

2. 挑戦や本番前に励ますフレーズ

Good luck.

最も基本的な応援フレーズです。

Good luck on your presentation.
(プレゼン、頑張ってください)

短いですが、場面を選ばず使えます。

You’ve got this.

「あなたなら大丈夫」という意味の定番表現です。

You’ve got this. I believe in you.
(あなたなら大丈夫。信じています)

自信を持たせる励ましです。

You’ll do great.

結果に対する前向きな予測です。

You’ll do great. Just be yourself.
(きっとうまくいきます。自分らしくね)

本番前の声かけに向いています。

Fingers crossed.

「うまくいくといいね」というカジュアルな応援です。

Fingers crossed for tomorrow.
(明日、うまくいくといいね)

親しい関係向きです。

3. 不安・緊張を和らげる励ましフレーズ

Don’t worry.

「心配しないで」という基本表現です。

Don’t worry. Everything will be fine.
(心配しないで。きっと大丈夫)

言い方次第で軽く聞こえる点に注意します。

It’s going to be okay.

状況が落ち着くことを伝えます。

It’s going to be okay. Take a deep breath.
(大丈夫。深呼吸して)

安心感を与える表現です。

There’s nothing to worry about.

不安を打ち消す言い方です。

There’s nothing to worry about. You’re prepared.
(心配することはありません。準備できています)

理由を添えると効果的です。

Try not to stress too much.

「そんなに気負わないで」という意味です。

Try not to stress too much about it.
(あまり気にしすぎないで)

優しいトーンが重要です。

4. 落ち込んでいる相手に寄り添うフレーズ

I know it’s hard.

相手の状況を認める励ましです。

I know it’s hard, but you’re not alone.
(大変なのはわかります。でも一人じゃありません)

共感を示すことがポイントです。

That must be tough.

「それはつらいですね」という共感表現です。

That must be tough. I’m here if you need me.
(それは大変でしたね。必要ならそばにいます)

感情に寄り添う言い方です。

I’m sorry you’re going through this.

相手の状況そのものに対する思いやりです。

I’m sorry you’re going through this.
(こんな状況で本当に大変ですね)

謝罪ではなく共感です。

Take it one step at a time.

「一歩ずついきましょう」という励ましです。

Take it one step at a time.
(無理せず、一つずつ進みましょう)

プレッシャーを下げます。

5. 努力や姿勢を認めて励ますフレーズ

You’re doing great.

途中経過を評価する励ましです。

You’re doing great so far.
(ここまでとても順調ですよ)

結果が出ていなくても使えます。

You’re making progress.

成長を認める表現です。

You’re making progress, even if it’s slow.
(たとえゆっくりでも、前進しています)

継続を後押しします。

Keep it up.

「その調子で」という定番表現です。

Keep it up. You’re almost there.
(その調子。もう少しです)

短く力強い励ましです。

All your hard work is paying off.

努力が実を結びつつあることを伝えます。

All your hard work is paying off.
(努力が実を結んでいますよ)

モチベーションを高めます。

6. 前向きに背中を押す励ましフレーズ

Believe in yourself.

自己肯定感を高める表現です。

Believe in yourself. You’re capable.
(自分を信じて。あなたならできます)

シンプルですが強い言葉です。

Give it a try.

挑戦を促します。

Give it a try. You never know.
(やってみましょう。案外うまくいくかもしれません)

失敗への恐れを和らげます。

Don’t give up.

「諦めないで」という直接的な励ましです。

Don’t give up. You’re closer than you think.
(諦めないで。思っているより近いですよ)

強い場面で使います。

Things will get better.

将来への希望を示します。

Things will get better with time.
(時間とともに良くなります)

長期的な励ましです。

7. 励ましフレーズを使う際の注意点

励ましは、使い方を間違えると逆効果になることがあります。

  • 相手の気持ちを否定しない
  • 簡単に「大丈夫」と言い切らない
  • 状況に合わないポジティブさを押し付けない

まず共感し、その上で励ます姿勢が大切です。

8. まとめ

英語で励ます表現は、相手の気持ちに寄り添い、前に進む力を与える役割を持ちます。
ネイティブは、短い一言でも状況に合った言葉を選んでいます。

まずは You’ve got this / You’re doing great / Take it one step at a time など、
使いやすく汎用性の高い表現から身につけていきましょう。

適切な励ましができるようになると、英語でのコミュニケーションはより深く、信頼感のあるものになります。
相手の状況をよく見て、言葉を選ぶ意識を持っていきましょう。