英語で迷っている気持ちを伝えるフレーズ|即答せずに考える時間を作る表現

はじめに|「分からない」「考えたい」を英語でどう言うか

英語で会話をしていると、すぐに答えを出せない場面は必ずあります。
提案を受けたとき、意見を求められたとき、判断材料が足りないとき。

日本語であれば、「ちょっと考えます」「今は何とも言えないです」と
曖昧に時間を作ることができますが、英語では沈黙は好意的に解釈されません。
何も言わない=返答を避けていると受け取られることもあります。

そこで重要になるのが、
迷っている状態そのものを言語化する表現です。
英語では、「決められない」ことは失礼ではありません。
むしろ、正直に共有する方が信頼につながります。

この記事では、ネイティブが実際に使っている
即答せずに考える時間を作る英語フレーズを、

  • その場で一拍置く表現
  • 判断保留を伝える表現
  • 情報不足を理由にする表現
  • 前向きに検討していることを示す言い方
  • ビジネスでも使える丁寧な表現

という観点で整理し、トーン・発音・学習者が感じやすい心理的ハードルまで含めて解説します。


1. まずは一拍置く|考える時間を作るクッション表現

Let me think.

(ちょっと考えさせてください)

最も基本で、非常に自然な表現です。
数秒の沈黙を作りたいときに使えます。

ポイントは、言ったあとに実際に黙ることです。
これで「考えている最中」という合図になります。

Hmm…

(うーん)

短いですが、強力なシグナルです。
ネイティブも頻繁に使います。

無言になる前に一言入れることで、沈黙が不自然になりません。

That’s a good question.

(いい質問ですね)

考える価値がある、という姿勢を示します。
質問された側が使うと、前向きな印象になります。


2. はっきり「今は決められない」と伝える表現

I’m not sure yet.

(まだ分かりません)

最も使いやすい判断保留表現です。
曖昧ですが、誠実さがあります。

I haven’t decided yet.

(まだ決めていません)

選択肢がある前提の場面で使われます。
個人的な判断に向いています。

I need some time to think about it.

(考える時間が必要です)

はっきり時間が必要だと伝える表現です。
失礼には聞こえません。


3. 情報不足を理由にする自然な言い方

I need more information.

(もう少し情報が必要です)

判断材料が足りないことを冷静に伝えます。
ビジネスでも使いやすい表現です。

I don’t have enough details yet.

(まだ詳細が分かっていません)

「決めない」のではなく「決められない」理由を示します。
相手も納得しやすくなります。

I’d like to look into it a bit more.

(もう少し調べたいです)

前向きに検討している印象を与えます。


4. 前向きな検討中であることを伝える表現

I’m still thinking it over.

(まだ検討中です)

think it over は「よく考える」という意味です。
丁寧で大人な表現です。

I’m considering my options.

(選択肢を検討しています)

複数案があるときに使われます。
論理的な印象があります。

I’m open to it, but I need time.

(前向きですが、時間が必要です)

完全な拒否ではないことを明確にします。
相手の期待値調整に役立ちます。


5. ビジネス・フォーマルで使える表現

I’ll need some time to review this.

(確認する時間が必要です)

書類・提案・条件などに対して使われます。
非常に自然なビジネス表現です。

Let me get back to you on that.

(それについては後ほどご連絡します)

即答を避けつつ、話を前に進める表現です。

I can’t give you an answer right now.

(今はお答えできません)

少し直接的ですが、誠実な言い方です。
トーンを落ち着かせることが重要です。


6. 迷っているときに使わない方がいい表現

Maybe.

便利に見えますが、英語では非常に曖昧で、
「興味がない」「適当に流している」
と受け取られることがあります。

I don’t know.

文脈によっては投げやりに聞こえます。
代わりに、

  • I’m not sure yet.
  • I need to think about it.

の方が柔らかくなります。


7. トーンと間が印象を決める

急いで言わない

迷っている表現を早口で言うと、
考える余地がない印象になります。
少しゆっくり話す方が自然です。

語尾を下げる

語尾が上がると不安定に聞こえます。
判断保留は落ち着いた語尾が基本です。

沈黙を恐れない

一言クッションを置いたあとの沈黙は、
ネイティブにとって普通です。


8. 日本人学習者がやりがちな失敗

  • 黙ってしまう
  • とりあえず Yes と言ってしまう
  • 理由を説明しすぎる

英語では、「今は決められない」と
正直に言うこと自体が誠実です。


まとめ|迷っている気持ちは、そのまま伝えていい

英語で迷っている気持ちを伝えることは、
弱さではありません。

むしろ、

  • 即答しない
  • 考える時間を求める
  • 状況を共有する

という姿勢は、信頼につながります。

今回紹介したフレーズは、
「答えを出す前の居場所」を作るための表現です。

沈黙する代わりに、一言使ってみてください。
会話は止まらず、あなたのペースで進められます。